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種山会計士

この記事では、経済産業省から公表されているローカルベンチマーク(略称:ロカベン)について、概要を解説します。自社の健康診断や融資を受ける際に役立ちます。

本稿は、2022年11月8日の初出に最新情報を加えて更新しています。

ローカルベンチマーク(ロカベン)とは

ローカルベンチマーク(以下、「ロカベン」)とは、企業の経営状態の把握、いわゆる「企業の健康診断」を行うツールです。中小企業経営者にとって、課題の早期発見に役立つルールです。また、金融機関、支援機関(税理士、会計士、商工団体など)が中小企業経営者との対話を通じて現状を把握し、課題の整理を行い、経営改善をサポートするツールにもなります。

【参考】経済産業省「ローカルベンチマーク

ロカベンには財務情報分析と非財務情報分析がある

会社の現状を把握する際、大きく分けて財務情報分析(定量分析)非財務情報分析(定性分析)があります。以下ではそれぞれを解説します。

Ⅰ.財務情報分析

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