ここまで育てた会社だからこそ、承継は難しい。

株価・税金・個人保証・家族・後継者。
これらは別々の問題に見えて、実はつながっています。

株価が上がれば税負担が増え、退職金は資金繰りに響き、
個人保証は銀行との調整を伴う——
ひとつを動かせば、別のどこかに影響します。
そして先送りするほど、取り得る選択肢は狭まります。

まずは、自社がどの段階にあるかを確認してみませんか。
  • 子どもに継がせたいが、自社株の渡し方・税負担・自分の退職金まで含めて、進め方が定まっていない
  • 右腕の役員に任せたいが、株の買取資金と、自分が負っている個人保証の外し方に目処が立たない
  • 後継者がいない。同業やM&A仲介会社から打診はあるが、提示条件が妥当か判断する基準がない
  • 承継の前に、まず借入・資金繰りと銀行との関係を立て直しておきたい
  • 銀行から持株会社化や会社分割を勧められたが、自社に本当に合うのか確信が持てない
  • やるべきとは分かっているが、何から手をつけるべきか、全体像が見えない

どれも、つい後回しにしがちな問題です。

ですが、承継の準備に使える時間は、思うより短いかもしれません。

事業承継に必要な対策は、着手してから準備が整うまでに、それぞれ年単位の時間を要します。

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対策着手から完了までの目安
後継者育成(経営を知る→担う→権限移譲の3フェーズ)一般的に5〜10年以上
株価対策(評価引下げ)1〜3年(業績・資産状況による)
事業承継税制(特例措置)の活用特例承継計画の提出期限:2027年9月末(2026年3月末から延長)/適用期限:2027年12月末
経営者保証(個人保証)の移行(ガイドライン3要件の充足)法人・個人の資産分離・財務基盤強化・情報開示体制の整備。要件充足まで数年単位
親族調整・遺言1〜3年(状況により延長あり)

時間切れになると、次の状態が起きやすくなります。

  • 【株価対策】選択肢が実質的になくなった
  • 【税制活用】事業承継税制の適用を受けられる時間的余地がなくなった
  • 【後継者 】経営を担える状態になっていないまま、承継時期が固定された
  • 【個人保証】準備が整わないまま交渉を開始せざるを得なくなった
  • 【承継類型】親族内・従業員承継の設計が確定しないまま、M&Aが実質的に唯一の選択肢になった

どこから動けばいいか、10問で整理できます(後継者が未定でも、社長の単独回答で確認できます)。

10問・3分・無料

家を建てるとき、基礎工事・大工・電気・水道と、それぞれの専門家が入れ替わります。各業者はプロですが、もし、設計図もなく、全体を把握して調整する人間がいなければ、浴槽が基礎工事の途中に届く、配線の通し直しが壁を閉じた後に判明する、といった事態が起きかねません。

事業承継も、同じ構造です。

税理士に聞けば税金の話になり、銀行に聞けば融資の話になり、M&A仲介会社に聞けば売却の話になる。御社の状況を「全部つながった一本の話」として整理してくれる担当者が、どこにもいない——。

株価が上がれば贈与税・相続税が増える。退職金を出せば資金繰りに影響する。個人保証を引き継がせれば銀行との調整が必要になる。これらはひとつながりの問題ですが、専門家の「縦割り」によって相談のたびに振り出しに戻る状態が続きます。

【相談先ごとの役割と特徴の比較】

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相談先主な役割特徴
顧問税理士税務申告・日常の税務相談承継全体の設計・選択肢比較・銀行対応は、顧問業務の範囲外になりやすい傾向がある。
金融機関融資・保証条件の提示承継設計の実務は提携先が担うことが多く、一体での設計・実行体制ではないことが多い。
M&A仲介会社買手探索・交渉の進行成約を前提とした構造上、M&Aを選ばない場合の選択肢が出にくい傾向がある。
大手税理士法人・コンサル会社専門分野ごとの実務対応論点ごとに担当者が分かれるため、全論点の一体把握が難しい場合がある。
公的支援機関(事業承継・引継ぎ支援センター等)初期相談・事業承継計画の策定支援実務は登録専門家が担い、M&Aは大手仲介会社への橋渡しが中心となる傾向がある。
当事務所(TMC)税務・財務・経営・承継方法の選定・組織再編・銀行対応を一体で設計担当者を分けず、全論点を把握したまま実行まで一貫して関わる(法的手続は司法書士・弁護士と連携)
※上記は一般的な役割・特徴の傾向を整理したものです。個々の事業者によって対応範囲は異なります。

なお、どの相談先も重要な役割があります。違いは優劣ではなく役割です。

前に進む相談では、

  • 御社の株価はいくらで、贈与・相続した場合の税負担はいくらか
  • 親族承継・従業員承継・M&Aを同じ条件で並べると、差はどこか

といった、社長が「これで決める」と言える数字が起点になります。

当事務所は、これらの論点を一体で整理します。

貴社の状況に応じて、以下のサービスをご用意しています。

基盤サービスはすべての承継に共通し、承継の進め方に応じて設計が変わります。

基盤サービス(全承継類型に共通) 財務顧問 経営数字・資金繰り・銀行対応 顧問税理士の申告業務の範囲外となる 財務管理・銀行対応を担います 後継者・幹部伴走 会議体・予実管理・権限移譲 後継者が経営を担える状態になるまでの 実行を数字と会議体で支援します 事業承継(承継類型に応じて設計) 親族内承継 株価・相続税(贈与税)・親族調整 評価・税額試算・税制適用を 一体で設計します 従業員承継 買取資金・個人保証 保証移行・買取資金確保を 銀行と連携して進めます 第三者承継(M&A) 条件判断・交渉・DD対応 判断材料の整理から 条件設計・交渉を担います 組織再編・資本政策(承継の前段階として設計) 組織再編・資本政策 持株会社・資産管理会社・合併・会社分割・種類株式 承継の前段階として、株式の持ち方・会社の形を整えます

支援の全体像と、よくある相談状況を確認する

承継の設計は一回で完結しません。状況が変われば判断も変わります。「前回なぜその選択肢を外したか」を把握した担当者が継続して関わるため、次の判断が前回の積み上げから始まります。設計者と実行者が分かれないので、設計と実行の間に隙間が生じません。

公認会計士・税理士・中小企業診断士 種山 和男

種山公認会計士・税理士事務所 代表/TMC株式会社 代表
認定経営革新等支援機関・M&A支援機関
大手監査法人 → 大手証券会社 → 税理士法人を経て、2011年独立

▸ 事業承継スキームの設計・実行伴走 累計100社超
▸ 東京都中小企業振興公社 経営相談員 累計1,535件(2012〜2025年度)
▸ 中小企業基盤整備機構 事業承継コーディネーター 10年(2011〜2021年)

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