財務顧問は、すべての承継類型(親族内・従業員・M&A)に共通する基盤サービスです。
株式移転・税務設計・個人保証の交渉——いずれも、財務数値の整備なしには前に進みません。
サービスの全体構造は以下からご確認ください。
▶ 事業承継・財務支援の全体像を確認する
こんな状態が続いていませんか
- 月次の数字が経営判断に使えていない
試算表は届く。数字を見る習慣もある。しかし「だから何を判断すべきか」が見えない。
意思決定につながらない数字の確認が、毎月繰り返されている。 - 資金繰りの先行きが見通せない
売上はある。それでも手元資金が残らない。借入の返済・納税・設備投資が重なると、数か月先の資金残高に確信が持てない。「なんとなく不安」が続く。 - 銀行に何を、どう説明すればいいかわからない
融資の相談や保証の移行を進めたい。ところが、何をどの順序で説明すべきかが定まらない。資料が不足していることはわかっている。それでも、どこから手をつければよいか判断がつかない。 - 承継に必要な資金の全体像が把握できていない
納税資金・株式買取資金・退職金の原資・設備投資——いくら必要で、どこから調達するのかが一覧化されていない。その結果、承継の設計が止まっている。
支援内容
- 経営数値の集約(月次1〜2枚)
社長・後継者が毎月確認すべき数字を1〜2枚に絞ります。損益だけでなく、資金繰りの要点(入金・出金・残高の推移)と主要KPIを一覧化します。その結果、「何を見ればよいか」が毎月決まっている状態になります。 - 月次の実績確認
試算表・資金繰り表・進捗を確認し、次の意思決定事項を特定します。「数字を見る」だけでなく、「数字から何を判断すべきか」が毎回明確になります。 - 金融機関との対話支援
金融機関との打合せに向けた資料の作成、説明の筋道(前提→論点→結論)の構築を行います。代表交代・保証移行・新規融資など、承継に伴う金融機関対応を含みます。したがって、先方からの質問に対して、どの資料で・どの順序で説明するかが事前に定まります。 - 承継実行計画への資金面の反映
納税資金(相続税・贈与税)・株式買取資金・役員退職金の原資・設備投資など、承継の設計に必要な資金の見通しを実行計画に組み込みます。その結果、「いつ・いくら・どこから」が一覧で確認できる状態になります。
成果物(例)
- 経営数値の月次集約(主要KPI、損益要点、資金繰りの推移)
- 資金繰りの見通し(短期〜中期の骨格)
- 金融機関説明用メモ(前提/論点/結論/必要資料の一覧)
- 投資判断メモ(投資額・回収見通し・資金調達方法の比較)
相談から運用開始までの流れ
- 初回相談:現状の資金繰り・金融機関対応に関する論点を特定します(60分・代表が直接対応)。
- 現状把握:試算表・資金繰り表・借入明細等の確認、論点を棚卸しします。
- 月次管理帳票の設計:月次で確認すべき項目と帳票の形式を決定します。
- 月次運用の開始:月次または隔月で数字の確認と次の意思決定事項を特定します。
よくある質問
- Q顧問税理士がいるが、財務顧問との役割分担はどうなりますか?
- A
一般に、顧問税理士は税務申告・決算処理が中心です。月次の資金繰り管理・金融機関対応・承継に向けた数値整備は、顧問業務の範囲外になることが多い傾向です。したがって、当サービスはその部分を補完する形で機能します。顧問税理士を変更する必要は一般にありません。
- Q試算表が毎月届いていない状態でも相談できますか?
- A
相談できます。まず現状の確認から始めます。例えば、試算表が届いていない・届いても内容が把握できていないという状態が、相談の典型的な出発点の一つです。
- Q資金繰りが特に逼迫しているわけではないが、承継前の整備として相談できますか?
- A
できます。銀行交渉・個人保証の移行・承継税制の活用はいずれも財務数値の整備が前提になります。つまり、「今は問題ないが、承継に向けて整えておきたい」という段階での相談が、一般に対応の選択肢が広い傾向です。
関連する支援
- 後継者・幹部伴走を確認する──予実管理と連動した後継者の判断力育成
- 親族内承継を確認する──株式移転に伴う納税資金・退職金原資の見通し
- 従業員(社内)承継を確認する──株式買取資金の調達方法・保証移行の金融機関対応
- 第三者承継(M&A)を確認する──企業価値評価の前提となる財務数値の整備
