🔒 中小企業が第三者から出資を受ける場合の注意点とは?

出資

このコラムでは、中小企業が第三者から出資 を受ける場合の注意点について解説します。

目次

大企業も注目するCVCとは?スタートアップ投資が広がる背景

近年、技術革新が加速し、大企業でも単独で新事業を創出するのが難しくなっています。
このため、大企業がスタートアップに出資する動きが活発化しており、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を通じた戦略的な投資や将来のM&Aを見据えた先行投資が広がっています。

ベンチャー企業にとっても「M&A」が重要な出口戦略に

スタートアップにとっても、大企業へのM&AはIPOに次ぐ現実的な出口戦略となりつつあります。
出資とM&Aは、双方の課題を補完するウィンウィンの関係といえます。

中小企業にとっての示唆:「成長の選択肢」は複数ある

この流れは、スタートアップだけでなく、地方の中小企業や老舗企業にも関係する話です。

  • 自社をベンチャー的に成長させ、外部資本を活用する選択肢
  • 後継者不在の中、M&Aを活用した企業存続の道
  • 事業の一部だけを切り出して、スピンオフや資本提携を検討する方法

資本政策を誤ると、経営権を失ったり、将来の選択肢が限られるリスクがあります。

出資を受ける際に注意すべき「議決権割合」

ベンチャー企業が成長資金を調達する方法として、第三者割当増資が一般的です。これは、特定の第三者に対して新たに株式を発行し、資金を得る方法です。しかし、この方法で注意すべきポイントがあります。それは、増資時の株価次第で自分の議決権割合が大きく変わってしまうという点です。  

例として、以下の会社が出資を受けるケースをみていきます。

  • 資本金    :10,000千円
  • 発行済み株式数:200株(社長Aが100%所有)
  • 1株当たり50千円(10,000,000円÷200株=50,000円/株)

第三者B社の出資額を10,000千円とします。

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この記事を書いた人

種山公認会計士・税理士事務所/代表
TMC株式会社/代表取締役
公認会計士・税理士・中小企業診断士

大手監査法人、大手証券会社、税理士法人、経営コンサルティング会社での実務を経て、2011年に独立。25年以上にわたり、税務・会計・財務・経営に携わる。

事業承継の相談・対策支援 累計100社超。東京都中小企業振興公社の経営相談員として、相談対応延べ1,535件(2012〜2025年度)。

現在は、事業承継・M&A、財務、組織再編・資本政策、後継者・幹部伴走を中心に、オーナー社長の意思決定を支援。

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